日本の自宅ルーターに簡単にVPNを設定する方法|中国出張者向け

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中国旅行・出張でVPNの準備

今回は手軽に自分でVPNを構築する方法を紹介する。

と言っても、この方法はとても簡単だ。「ルーターに接続する」この言葉がわかるなら誰でも設定することができる。

とはいえ、この記事ではさらに簡単に説明しようと思う。

特に出張者向けの記事だが、一時的に中国に行く人も参考にしていただきたい。では本記事をみていこう。

✳︎これは中国に行く前に準備する必要がある

なおExpressVPNが2022年秋からVPN搭載のルーターを販売始めた。

ExpressVPNがVPN内蔵ルーターを販売開始【中国で使えるか】
中国でも世界各国の人が使用しているExpressVPN。 この度,世界初の『VPN保護を内蔵した最初で唯一のWi-Fi 6ルーター』を販売を始めた。 ExpressVPNから以下のようなプレスリリースがされ,Amazonでも購入可能のような...
 

自宅ルーターをVPN先にするメリット

自宅ルーターにVPNをつけるメリットはあるのか?

安定したVPN接続性

自宅のルーターにVPNを設定するのに一番のメリットは接続の安定性である。中国でVPNが大々的に規制されてもほぼ確実に繋がる。

多くの会社が提供しているVPNサービスは、有名ゆえに中国政府によってターゲットにされ規制されていると考えられるが、自宅のVPNをつかうのはあなたor家族だけである。小規模なVPNがターゲットにされることはとても少ない。

価格の安さ

2つ目に価格の安さをあげることができる。

後述するが、初期投資として専用ルーターと日本のプロバイダー料金が必要ではあるが、VPNとしての料金はDDNSの料金(324円/月)だけだ。当サイトが比較してきたVPNの中でも最安の分類になる。

プロトコルを自分で選べる

3つ目のメリットはプロトコルを自分で選ぶことができる点だ。

もっと簡単にいうと、「セキュリティの強さと回線速度を選べる」ということだ。

ちなみに最新のプロトコルであるOpenVPNを使いたいのであれば、下記の会社のVPN付きルーターを購入することを勧める。

OpenVPNは、VPNの中でも速度・セキュリティ共に最高レベルだ。

  • ASUS
  • NETGEAR
  • TP-Link
  • Synology

では設定方法をまとめよう。

中国から日本のVODがみられる

これは最大のメリットと言ってもいいだろう。

中国(海外)から日本のVOD(U-NEXT、Hulu、Netflix,etc)をみることができる。最近では著作権の関係でVPNを使った接続の場合、視聴するのに制限がかけられているVODも多い(ほぼ全て)。

だがこの方法はすでに日本の固定IPアドレスを取得しているため、VPN経由の接続とはみなされず、海外から日本のVODを見ることができる。

 

自宅ルーターにVPN:必要物

まず始めに日本の自宅ルータをVPNの接続先にするのに絶対に必要なものがある。

  1. 日本のプロバイダー契約
  2. 自宅(実家でも可)
  3. 専用ルータ
  4. パソコン(設定用)スマホでも可能

これらが必須アイテムだ。もし現在これらが準備できない環境なら、自宅のルータをVPN接続先にする事は出来ない。

さて、この中でも最も重要なのが赤文字で表記した専用ルータである。

では検索で「ルーター VPN」と入力し検索した。結果はこちら

上部の2つは広告なので有益な情報はなさそうだ。それでこちらのサイトを参考にさせていただいた。さてこのサイトを見ると、どの会社のルーターを購入すればVPNの設定ができるのか速見表で掲載されている。

簡単にまとめると

  • BUFFALO
  • ASUS
  • NETGEAR
  • TP-Link
  • Synology

これらの会社のルーターならVPNサービスを利用できる。ただし、VPN機能が利用できる機種でなければいけない。ではどの会社のルーターが良いのだろうか?

個人で使う分ならば、BUFFALOで十分だ。私はWXR-2533DHP2を購入した。上位機種のWXR-5950AX12でもいいだろう。

この記事で紹介する機種⇩

上位機種⇩

 

 

自宅ルーターにVPNを設定する方法

まずは購入したルーターをモデムにつないでWi-Fiの設定を行う。その後、端末からWi-Fiに接続し、ブラウザからルーター設定に接続する。アドレスバーに


192.168.11.1
を入力するとルーターの設定画面に接続できる。

するとこの画面に接続できる⇩

このパスワードは、デフォルトでは[password]、あるいは同封された資料に記されているものだ。

この後の具体的な方法に関して下記URLを参考に行うことができる。

リモートアクセス(外出先から接続)でVPN(PPTP)サーバーと接続/通信できません
リモートアクセス(外出先から接続)でVPN(PPTP)サーバーと接続/通信できませんに関するFAQ。バッファローのサポートのコンテンツをご紹介。

さてこれで日本の自宅のルーターをVPNの経由所にすることができた。しかし、これだけではIPアドレスが定期的に変更されるため、ダイナミックDNSを設定する必要がある。

バッファローのダイナミックDNSは年額一括先払いで3,600円だ。だが月換算では324円ほど。もちろん日本のプロバイダの料金も必要だがVPNとしては最安だろう。

バッファローのダイナミックDNSに関してはこちら

設定画面では下記のようにVPN設定が可能だ。

ちなみに、中国に行く前に正しく動作するかテストすることもできるし、中国から自宅のルータに接続することもできる。

ではお勧めのVPN機能付きルータはどれか?

 

おすすめのVPN機能付きルータは?

個人的には下記の理由でお勧めを選びたい。

  1. 設定しやすさ
  2. 選べるプロトコル
  3. 安定度

以上を元にお勧めを選ぶなら、[ASUSBRT-AC828]だ。

OpenVPNにも対応しており簡単に設定することもできる。公式:設定方法

 

中国から自宅のVPNに接続する

さて以上で説明を終わるが、少しネットの情報を持っていればVPNを設定するのも難しくない。

もちろん他の会社が提供しているVPNサービスの方が、はるかに簡単だろ思われるかもしれないが自分で設定してみるのも面白いし勉強になるかもしれない。

何よりいつでも繋がる保険のVPNとして設定しておくのも良いだろう。

コメント

  1. Nemo より:

    現在自宅のOpenWRTルーターにSoftEtherを入れているのですが
    GFW越えを考慮した場合はWireGuardやV2Rayのほうが良いのでしょうか

    • 管理人 より:

      Nemoさん,こんにちは。
      ご指摘のとおり,WireGuardやV2Ray,trojanGFWが適していると思います。
      個人的には安定性などを踏まえV2Rayをお勧めします。
      ただ最近は特に規制が厳しく不安定なので,いくつかの通信方式を準備しておくと安心かもしれません。

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