【無料VPN】危険性について調査した上での結論

記事内リンクにはアフィリエイト広告が含まれる場合があります。

ネットの知識

「有料と無料が有るけど、どっちがいい?」と聞かれると多くの人が無料を選択するだろ。

だが日本では昔から「安かろう悪かろう」とか「ただより高い物はない」と言われる。では無料VPNも”その”くくりに当てはまるのか?

中国でVPNを使うことにメリットはあるか
中国に留学、出張、赴任で来る場合、必ず考えなければいけない問題がある。 それは「VPNを使うかどうか」。実際、中国にいる多くの人はVPNを使っている。 だが、あなたは本当に中国でVPNが必要だろうか。 今回は、VPNが必需品になる人と、中国...

もし無料VPNでも、危険性(リスク)がなく安全に使えるなら、わざわざ月々お金を払って有料VPNを使わなくて済む。

今回は無料VPNの危険性について調べた上で、結論をつけたい。

中国で使えるおすすめのVPN【2024年】繋がりやすいランキング
2023年4月以降、中国ではインターネットの規制・検閲がますます強化されている。 そのためVPNがなければ、中国で全てのGoogle、Yahoo!検索、LINE、YouTube、FacebookなどのSNSが自由に使えない。 だが数あるVP...
 

無料VPNの収入源とは

はじめに取り上げたいことは、「無料VPNを運営している会社はどこから収入を得ているのか」という点だ。

基本的に、インターネットサーバーの管理にはお金が必要だ。それをなぜ「無料で」提供できるのか。後述もするが、VPNサーバーの管理者は個人情報を容易に知ることができる。それで無料VPNを提供していて管理元のはっきりしないサービスは、利用者の個人情報をマーケットに売って利益を得ていると考えられる。

まず、管理元のはっきりしない無料VPNは絶対に使わないことをおすすめする。

 

無料VPNの危険性

インターネット世界の専用道路(VPNサーバ)の管理者は、その人がどこに(どのサイトに)行ったかを知ることができる。

VPNの管理者は情報を知り得る

強調しておきたい事として、VPNサーバの管理者はデータのトラフィックを監視・観察することが出来る事実だ。

人が、何を検索したか・どのページを見ているか・ネット上でどんな情報を記入したかといった情報を知ることが出来る

無料VPN自体が危険

では無料VPNの管理者は信頼できるのか?このような情報がある。

VPN Masterという無料VPNは以下の情報の取得をしている。

  • アプリ内購入
  • 端末とアプリの履歴
  • ID(アカウントとプロファイルデータ)
  • 画像/メディア/ファイル
  • Wi-Fi接続情報
  • 端末IDと通話情報(電話番号や通話相手の電話番号)
  • データの送受信

ID情報やファイルデータを取得後、悪用しようとすればいくらでもできる。つまり会社の機密情報や、自分の見られたくない情報(クレジットカード情報など)も取得可能というわけだ。

さらに、オーストラリアの政府研究機関が283のVPNを対象に調査した結果が以下の通りだ。

  • 18%で通信の暗号化をしていない
  • 84%でユーザーデータ漏えいが確認された
  • 38%にマルウェアや悪質なWebサイトへのリンクが含まれていた
  • 80%は、ユーザーIDやメール内容など、端末にある機密性の高い情報へのアクセス許可を要求している

多くのVPN接続でセキュリティの脆弱性が証明された。無料のVPNは、プライバシーやセキュリティの面で非常に脆弱である。

フリーのVPNはセキュリティーにおいて脆弱

前述した様に、無料のVPNはセキュリティーにおいて脆弱である。

VPNアプリ自体が悪意を持って作られている場合もあるし、アイコンや名前を有名VPNアプリに似せて作った無料VPNもある。間違ってダウンロードして知らぬうちにウイルス感染していた、ということもないとは言えない。特にアンドロイド端末は注意が必要である。

さらにどの程度ログを記録し、個人情報の取り扱い方をどうしているのかもわからない。また、無料のVPNを狙った犯罪もある。

海外旅行や出張ではフリーWi-Fiを使う機会が多くあるが、一週間やそこらで個人情報を取られていては割りに合わない。それで無料のVPNを使う場合は自己責任で使用をオススメする

無料VPNにつないだ状態で、間違ってもクレジットカードを使うことは無いようにおすすめしたい。

 

無料VPNを標的にした犯罪

もし通信の暗号化がなされていない無料VPNを使った場合、犯罪の標的とされる危険性が増す。

セキュリティ対策がなされていない無料VPNを使うなら、悪意ある者が石を投げるかのように、ネット上でサイバー攻撃を容易に受けられる状況を自ら作ることになる。

さらに、ネット犯罪の悪いところは、自分が攻撃されていることや何が盗まれているのか認識できないところにある。

つまり「自分としては何の問題もなく無料VPNを使ってネットを楽しんでいる」と思っていても、知らぬうちに犯罪に巻き込まれていたり、個人情報が知らぬ間に盗まれて悪用される危険がある。

無料VPNを使うと必ずではないが、犯罪に巻き込まれる危険性が増すということだ。

 

危険とされる無料VPNリスト

危険なVPNのリストを載せておく。このリストの中には危険なフリーVPN Best10も入っている。

  • Archie VPN
  • Betternet
  • CrossVPN
  • OkVPN
  • DNSet
  • Easy VPN
  • Fast Secure Payment
  • Flash Free VPN
  • Globus VPN
  • CrossVPN
  • Archie VPN
  • sFly Network Booster
  • One Click VPN
  • HatVPN
  • IpシールドVPN
  • Opera VPN
  • SuperVPN
  • SurfEasy VPN

 

これらのVPNはマルウェアの存在が認められたり、過剰なユーザー情報の取得が確認された。さらに、通信の暗号化がなされていないVPNもあった。

海外のVPN専門サイトの考察では、無料VPNの運営はデータの記録と販売、広告の表示、ブラウザの電子商取引やサードパーティのウェブサイトへのリダイレクトによって収益を上げている。また無料のVPNの多くにマルウェアが搭載されているとしている。

それで、無料VPNの管理者を全く信用するということは出来ない

 

本来VPNはセキュリティ対策であるべき

覚えておきたいのが、本来VPNはセキュリティ対策の1つであるということだ。

Virtual Private Network(バーチャル プライベート ネットワーク)という名前にも示されているように、本来はオープンネットワーク内であっても専用回線のようにトンネルを作り接続できるのだ。

例えば、フリーWi-Fiを使う場合、VPNを使うことが勧められる。なぜならフリーWi-Fiのセキュリティはほぼ無いからだ。ネットワーク内で全裸状態というわけだ。

参考資料:

公衆無線LANは、スマートフォンの毎月のデータ通信量を節約した上で高速通信ができるため利便性が高く、携帯電話事業者や喫茶店などは無料で提供している。

ただ、パスワードを入力しなくても利用できる、暗号化されていない公衆無線LANのアクセスポイントでは、クレジットカードなどの重要な情報をやり取りすると、悪意のある第三者から情報を盗み取られる可能性もある。また、パソコンやスマホが不正アクセスされ、身に覚えのないサイバー攻撃に利用される恐れもある。

出典:SankeiBiz

 

その時にVPNを使うなら、服を着て自分専用の回線を使ってネットを見ることができる。つまり本来VPNは、セキュリティ対策の1つとしてみられているということだ。

VPNは高速道路のよう

VPNは、高速道路を思い浮かべてもらうと分かりやすい。

高速道路はちゃんとした入り口からお金を払って走行できる

日本の高速では安全対策が施されており、急に人が飛び出すことはなく安全走行が可能だ。

高速道路の管理者は、人が「どこから来てどこに行くか」という個人情報を知ることが可能

では、なぜあなたは高速道路を安全に走行できるのか?なぜ個人情報が正しく扱われていると言えるのか?それは管理会社(国土交通省の下、ネクスコが管理)がはっきりしており、個人情報の管理に関しても信頼しているからだろう。

VPNはどうか?

VPNもネット世界の専門道路で、サイト登録やアプリDLなど、ちゃんとした入り口がある。

VPNという専門道路の質や安全対策は、VPNサーバの管理者によって異なる

サーバの管理者はどのサイトを訪問したか等の情報を知ることが可能

ネット世界の専門道路(VPN)の安全性や信頼性に関してはどうか?あなたはその専門道路を安心して使えるだろうか?高速道路の管理者は1つだが、VPNに関しては有料・無料を問わず、VPNの数だけ管理者が存在するそれら全てが信用に値するわけがないことは明らかだ。

セキュリティ対策がされていない無料VPNは、高架道路を歌っているくせに、ガードレールではないチープ柵で区切られている道路のようなものだ。何の安全対策もされていない。
悪意ある攻撃の可能だし、事故する危険性もある。
 

無料VPNの危険性に関する結論

ここまで調べてきて、無料VPNを使うことに関しての結論はこうだ。

無料VPNを使うリスクを考えると、有料VPNを使う方がデメリットが少ない。

もし、どうしても無料VPNを使う時には下記内容を十分に考慮に入れることをオススメする。

無料VPNの管理会社やプライバシーポリシーに関して徹底的に調べる

無料VPNを使う場合、端末(パソコン・携帯など)のセキュリティ対策(有料セキュリティソフト)を必ず設ける。

間違っても無料VPNに接続した状況で、個人情報・機密情報・知られたくない情報の送信またはHP上で記入をしない。

今の時代、ネット上ではあらゆる個人情報(銀行・クレジットカード・メールアドレス・住所・職場など)が飛び交っている。有料VPNと無料VPNのデメリットを比較すると、お金を出してでもネットの安全を買う方がいいだろう。

おすすめ有料VPN

中国でVPNを使うことにメリットはあるか
中国に留学、出張、赴任で来る場合、必ず考えなければいけない問題がある。 それは「VPNを使うかどうか」。実際、中国にいる多くの人はVPNを使っている。 だが、あなたは本当に中国でVPNが必要だろうか。 今回は、VPNが必需品になる人と、中国...

日系VPN No. 1のセカイVPNは2ヶ月無料で使うことができるので、一度試して見ることをおすすめする。

セカイVPN 公式サイト➡︎

中国でVPNを初めて使うならセカイVPNがおすすめな11の理由|デメリットはあるか
中国でGmailやLINE、Yahoo!検索を使うにはVPNが必要である。 だがVPNサービスはたくさんあり、どこが良いのか。そんな中で初めて中国でVPNを使うならセカイVPNがおすすめだ。 この記事内では、デメリットについても考察している...

海外系VPN No. 1はExpressVPNだ。特にセキュリティ対策、中国のネット規制に対する対応が強みである。30日の試用期間があり、一年使うなら1ヶ月1000円以下で使えるのも魅力だ。

ExpressVPN 公式サイト➡︎

【中国】優秀なExpressVPNの導入・解約返金方法
「中国は政府によるネット規制があり、VPN接続を使わなければ自由にインターネットを使えない。」 今回は海外のVPN「ExpressVPN」を導入した。 このページでは、ExpressVPNの導入・設定方法と解約方法を合わせて紹介する。Exp...

なお近年,中国にて頭角を表しているのは中国特化のUCSSである。

中国でUCSSが密かに人気を博している理由|抜群のネット規制回避力
UCSSを聞いたことがあるだろうか?中国住みなら一度は使うことを薦める。 中国でのインターネット規制を回避するため,たくさんの人が使っているVPNに似たサービスだ。知っている人は大抵,その安定性,接続のしやすさ,ネットが繋がる安心感をシェア...

UCSS 公式サイト➡︎

 

 

最後に

無料VPNに関して、海外のサイトも含め色々なサイトを調べてきたが、ネット世界において無料VPNが基本的に危険だという認識は正しい。

無料VPNを使うのも悪くないが、リスクがあること認識しそれなりの対策をすることを強くオススメする。

コメント

  1. 涼太 より:

    昔、無料VPNを使っていました。
    無料VPNを接続しているときは閲覧している画面を見られている可能性はありますか。(強制画面共有的な)
    当時無料VPNを接続したまま設定のアプリを開いてしまったことがあります(開いた瞬間本名が見える)。

    今ではこうした危険性を知り、NordVPNを使っています。

    • 管理人 より:

      涼太様

      コメントくださりありがとうございます。
      無料VPNを使うことで知らぬ間にウイルスに感染し強制画面共有はあり得ます。それだけではなく、記入した内容、どのアプリを使っているかなど、ネットワークを介したサービスは無料VPN元には筒抜けと考えられます。

      よって、もし無料VPNを使うなら利用規約・プライバシーポリシーを読み込んで理解、納得した上で利用することをお勧めします。
      涼太様が使っているNordVPNはセキュリティもしっかりしており、日本語も対応しているためお勧めのVPNにひとつです。良い選択だと思います。

タイトルとURLをコピーしました