「中国でネットを使うにはVPNが必須だよ」と友人から話半分に聞いて、実際に中国に来て約一年。
ぼくは中国でネットを使って仕事、あるいは余暇を楽しむなら
「VPNは必須アイテムだ!!」
と声高に言うほどのVPNヘビーユーザーとなった。
中国ではVPNが必須アイテム
そもそも中国に来るまで「VPN」と言う存在はおろか、聞いたこともなかった筆者。中国に来てこんなにネットに悩まされるとは思ってもいなかった。
例えばVPNが無ければ、中国でLINE、YouTube、Twitter、Google系(Gmail等)、Instagramは使えない。
党大会などの政府の行事がある時には、ヤフー検索も使えなくなる始末。
中国ではネット世界の大先生「Google先生」に頼ったり、ヤフー知恵袋に頼ることもできなくなった。Twitterを見たり、LINEで日本の友達と連絡、YouTubeを見るといった日本なら普通のことも中国では夢のまた夢。
なぜなら、中国はネット規制が最も厳しい国の一つだからです。
Freedom Houseという民主化と自由に取り組む国際団体が発表した、
【世界のネット自由度ランキング2017】を見てみると・・・
中国はネット自由度は「15」(100が最も自由)。
その他の数値が近い国を見てみると、イラン「17」イエメン「14」と中東系が並んでいます。
日本は「96」。
「・・・・そら、日本から引っ越したら不自由感じるわ!!」と言いたくなる数字です。
ちなみにそのサイトには「習近平国家主席になってから、さらにネットの検閲や規制が厳しくなった」とレポートされていました。
確かに2017年の10月、5年に一度の党大会の時は特に厳しく、日本のサイトはほぼ閲覧不可能でした。(地域によるとの話も・・・)
ぼくは中国三大都市の一つ、広州に住んでいるが、VPN無しでは、家でも外でもネットはほとんど使い物にならない。
そう・・・VPNがなければ・・・。
それで「中国でネットを使うならVPNは必須!」。
では、そもそもなぜ中国ではネット規制がされているのか?
中国のネット規制はGFが原因
GWとは中国政府の検閲システム「金盾」のこと。一般的に「Great Firewall(グレートファイヤーウォール)」と呼ばれており、中国国内のネットを検閲、監視しているシステムである。
中国国内からのアクセスは、必ず”この壁”を通って行かなければいけない。
その時にアクセス制限をかけられ、目当てのサイトに繋げられないのである。この壁を越えて制限を受けなくするのがVPNである。
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