中国のネットは日本と比べて早いのか?遅いのか?
規制の影響はどの程度なのか?実際に繋いで調べてみた。
中国のネット
中国のネット環境は、日本と比べると遅く感じる。「めちゃくちゃ遅い!使えない!」といったほどではないが、時折動画が止まったり、写真をいっぺんに送ることができなかったりする。
ただ、中国でネットを使って仕事をしている人もいる。わたし自身も中国に来て普通に調べ物をしたり、この様にネットを使って記事を書いているので、使えないほど遅いわけではない。
中国のネット会社と回線速度
中国のネット会社の大手は「中国电信」と「中国移通」の二つがある。
わたしが使っているのは、「中国电信」。中国全土で使うことができる大手ネット会社だ。
わたしが住んでいる中国のマンションは、格安の通信会社「长城宽带」(訳:長城ブロードバンド)が入っており、ルーターのみでインターネットに接続することができる。
しかし私は中国でネットを使う仕事をしており、インターネットの速度は非常に重要なので「中国电信」を選択した。
現在「中国电信」の50MBのプランを使っている。
ちなみにその時の速度がこんな感じ。
こちらがVPNを使って測ったスピード。
VPNを使わなければ、日本と同レベルのネットスピードがでる。
但し、中国でネットを使わなければ自由度は格段に落ちるだろう。
中国での検閲と規制の影響
中国のネットの遅さは、回線自体の問題と、中国が使っている「金盾」と呼ばれるグレートファイヤーウォールの影響だ。
「金盾」とは・・・
この「金盾」は、反政府的な発言をしていないか監視したり、反道徳的なサイトやある種の宗教サイトに接続できない様にしているネット上の壁。この壁によって、中国国内から特定のIPアドレスやURLへの接続制限もしている。
中国ではGoogle、YouTube、Twitterなどにアクセスすることができない。
また個人がどのような事を検索しているかも監視している。2017年春頃から規制が厳しくなり、Yahoo!検索も使うことができなくなり、ますますVPNの必要が高くなって来た。
最後に
中国のネットは普通に使えるレベルだ。というか日本と同じようなスピードでデータのやりとりも可能だ。
但し、日本と同じサイトやサービスを使おうと思うとVPNの使用は必須と言えるだろう。
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