中国では必須アイテムのVPN。
数あるVPNサービスの中からどれかを選ぶ必要がある。
この記事では、日系VPN18社の中からおすすめのサービスをランキングにして紹介しよう。
中国で必須のVPNの選び方
VPNを選ぶ際、考慮に入れておきたいコトが8つある。
- 運営会社の信頼性
- セキュリティー対策
- 対応プロトコル(接続方法)の種類
- コストパフォーマンス
- サポートの充実度
- 対応デバイス
- 使いやすさ
- 接続スピードと安定感
日系VPNサービスの中から、特におすすめできる3社を紹介しよう。
日系No. 1:セカイVPN
会社はインターリンク。20年以上インターネットを行なっている。日系VPNの中で、抜群の安定感、接続スピードを誇っている。
下記の接続プロトコルで接続可能。
- PPTP
- L2TP
- OpenVPN
- IKEv2
OpenVPN を使い、接続の安定性や高いセキュリティーレベルが売りだ。
サーバーをおいているのは下記5カ国。
- 日本
- アメリカ
- ドイツ
- 台湾
- 韓国
料金は1ヶ月/1,080円。日系VPNの中では1ヶ月の料金は平均的だ。1契約で3端末まで接続可能で、1台300円でVPN接続可能である。
また2ヶ月間の無料体験期間があるのが魅力。サポートも日本語対応。
支払いには各種クレジットカードでの支払いも魅力的である。もちろんJCBも使用可能である。
中国国内からでも、VPN接続なしでホームページにアクセス可能な点もメリットだ。
接続方法(プロトコル) | PPTP・L2TP・OpenVPN・IKEv2 |
IPアドレス | 共有のIPアドレス |
接続できる国(サーバ場所) | 日本・アメリカ・ドイツ・ 台湾・韓国 |
対応OS | Windows・MacOSX・iOS・Android |
同時に接続できる端末数 | 3台 |
料金 | 1,080円/月 |
無料お試し期間 | 最大2か月 |
日系No.2:月餅VPN
キッチンスタジオが運営する有名VPNサービスの1つ。
中国の規制に強いShadowsocks(シャドーソックス)の接続方式が使える。サービスやサポートも素早い。
下記の接続プロトコルで接続可能。
- PPTP
- L2TP
- OpenVPN
- Shadowsocks
ほぼセカイVPNと同じ契約内容で、セカイVPNより数百円安い。安定感やサーバー数ではセカイVPNに劣ると言われる。
ただ、規制が厳しくなった2018年秋現在、ますます使えているVPNサービスの1つ。
対応力は目を見張るものがあり、定期的にアップグレードしている点はすばらしい。中国で繋がるVPNサービス第二位の座も頷ける。
接続方法(プロトコル) | PPTP・L2TP・OpenVPN・Shadowsocks |
IPアドレス | 共有IPアドレス |
接続できる国(サーバ場所) | 記載無し |
対応OS | Windows ・ Mac・iOS・Android |
同時に接続できる端末数 | 3台 |
料金 | 920円/月 |
無料お試し期間 | 1週間 |
日系No.3:良之助VPN
2016年に設立という比較的新しい会社、ジェネレイトラインが運営しているVPNである。「日本と中国をITでつなぐ」ことを理念として掲げている。
VPN接続のプロトコルは以下の通り。
- RyoVPN Chrome版
- IKEv2
- PPTP
- L2TP
一般的なプロトコルと「RyoVPN Chrome版」という独自のプロトコルを作っている。さらに中国に強い「Shadowsocks」も加えられVPNに接続していても中国のサイトも使えるようにしている。
サーバーをおいているのは下記の通り
- 日本
- アメリカ
- ドイツ
- 中国
VPNサービスで中国のサーバーをおいているのはとても珍しい。理由としては、「海外から接続できない中国サイトも接続できるようにしている」とのことだ。
良之助VPNの最大の特徴は旅行者・出張者向けに最短3日から契約しサービスを受けることができる点だ。他にこのようなサービスを売りにいているVPNの会社はない。
一週間の無料体験期間があり、3日/170円・1ヶ月/1360円(3台接続可)である。
ただ1ヶ月プランが、ライト(1台接続可)・一般(2台接続可)・VIP(3台接続可)と3プランあり最安値はライトプランで850円である。
サーポートの安定性や、3日間限定VPNサービスという旅行者・短期出張者向けのサービスは大変魅力的である。
他のVPNサービスと比較して見ても、中国でVPNを短期で使うなら一番安いVPNサービスだ。
接続方法(プロトコル) | PPTP・L2TP |
IPアドレス | 共有のIPアドレス |
接続できる国(サーバ場所) | 日本・アメリカ・ドイツ・ 台湾・韓国 |
対応OS | Windows・MacOSX・iOS・Android |
同時に接続できる端末数 | 2台 |
料金 | 1,020円/月 |
無料お試し期間 | 1週間 |
ちなみに海外No. 1は:ExpressVPN
海外VPNサービスの中でも、抜群の通信スピード・セキュリティーを誇るVPNサービスだ。
VPN接続のプロトコルは以下の通り。
- PPTP
- L2TP
- OpenVPN
- SSTP
- UDP
最高品質のVPNサービスで世界中で愛用されているVPNサービスである。中国在住のフランス、スペイン、韓国、アメリカの友人たちも愛用している。
日本のVPNサービスと比べると、段違いの接続スピード・セキュリティー対策を施している。
セキュリティー対策の大きな違いは、ユーザーの活動データ(ログ)を保持しない点にある。基本的に、サーバの管理者は誰がどこのサイトにアクセスしたかを知ることができるが、ExpressVPNはインターネットのログ(足跡)を記録に残さないので、第三者に開示することが無い。キルスイッチも備えておりIPアドレスを完全に隠すことができる。
最高レベルのセキュリティを求めるなら、ExpressVPNがおすすめだ。
海外VPNサービスなので、問い合わせの日本語対応が無いというデメリットはある。ホームページや接続方法は日本語で丁寧に説明されている。
専用アプリもあり、面倒な設定が不要で、今すぐ使えるVPNサービスだ。
接続方法(プロトコル) | PPTP・L2TP・OpenVPN・SSTP・UDP, TCP |
IPアドレス | 共有のIPアドレス |
接続できる国(サーバ場所) | 94ヶ国2000箇所 |
対応OS | Windows・MacOSX・iOS・Android・Linux |
同時に接続できる端末数 | 3台 |
料金(1ヶ月) | $12.95/1ヶ月契約 $9.99/6ヶ月契約 $8.32/1年契約 |
無料お試し期間 | 30日間 |
最後に:中国でVPNを使うなら
中国でVPNは必須だが、「中国で使える」と謳っているサービスはとても多くある。
上記のVPNは、その中でもサービスも安定性も充実したおすすめのサービスだ。
ぜひ自分に合うサービスを選びたい。
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